このサイトについて

●このサイトについて

「commonsphere」は、特定非営利活動法人コモンスフィアが運営する、フリー/オープンカルチャーに関わる実践的な活動を紹介し、インターネット上で広く共有することを目的として開設されたウェブサイトです。

”commonsphere”とは、財の共有地を意味する「commons」と、球体あるいは圏を意味する「sphere」を繋げた造語です。クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)は、2012年でその誕生から10年が経過しました。CCライセンスが芸術/教育/政治/報道など広範な分野に浸透し、情報のオープン化が世界的なイシューとなった今日、「コモンズ」や「共有」という思想はまさに一つの公共圏を築きつつあります。

今、クリエイティブ・コモンズ、そしてフリー/オープンカルチャーは、その思想としての普及段階から、「創造の連鎖」を社会的・具体的に実装するためのよりプラクティカルな取り組みが求められる段階にシフトしています。「commonsphere」では、その取り組みを支えるフリー/オープンカルチャーのためのメディアとして、社会的に実装されている/実装されようとしている取り組みにフォーカスすることで、フリー/オープンカルチャーの設計図を明らかにすることを試みます。

全てCCライセンスが付与される「commonsphere」内の記事は、コピー&リミックスされることを望んでいます。是非「commonsphere」の今後にご注目ください。commonsphere」が新しい知的活動とその環境のための、共有と実践の礎となれば幸いです。

●コンテンツについて

「commonsphere」は、主に「インタビュー」と「フィーチャー」の2つのコンテンツによって構成されています。

「インタビュー」は、フリー/オープンカルチャーに関わる実践的な活動をしている多様な分野のアーティスト、デザイナー、研究者などの方々に対して、CCJPのメンバーがインタビューを行うものです。

「フィーチャー」は、上記インタビューを受けて頂いた方を中心に、その活動に関わる何らかの成果物について、CCライセンスを付与した上で公開していただくものです。

「commonsphere」では、「インタビュー」と「フィーチャー」の両面からのアプローチによって、領域横断的で実践的な知の展開を目指します。

●旧「commonsphere」について

ウェブサイト「commonsphere」は、もともと2005年に国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの支援の下活動を開始した組織「commonsphere(メンバー:東浩紀氏、濱野智史氏、ドミニク・チェン、生貝直人)」によって開設されました。同サイトは、その後CCJPの管理に移管され、しばらくの間非公開の状態でしたが、このたびCCJPによる新生「commonsphere」としてリスタートいたします。

旧「commonsphere」が開設された2005年から、クリエイティブ・コモンズやフリー/オープンカルチャーを巡る様相は大きく変化しました。しかし、当時のコンテンツの数々は今なおその価値を失っておらず、クリエイティブ・コモンズの黎明期から現在までつづく展望と課題を明らかにするものとして、今改めて参照されるべきコンテンツ群となっています。

そこで、今回新生「commonsphere」をリスタートするに辺り、以下の当時のコンテンツについても再録いたします。

・インタビュー#1: 西島大介『攻めるためのライセンス』
・インタビュー#2: FTEXT『教科書をオープンに:新しい「教える – 学ぶ」関係へ』
・インタビュー#3:鴻池朋子『アートをオープンに:作品と観客の自由な遊びのルール』
・作品#1:《コモコモ》
・作品#2:《FTEXT 数学I教科書》LaTexソースファイル公開
・作品#3:《みみお》

今後ともcommonsphereでは新しいインタビュー+フィーチャー記事、CCサロンのようなイベントのレポート記事を制作していきます。

※ 新生「commonsphere」のリスタートにあたってご協力と暖かいご支援の言葉をいただいた東浩紀氏、濱野智史氏、西島大介氏、吉江弘一氏、鈴木健氏、鴻池朋子の各氏に、深く感謝申し上げます。